【ハゲタカ】
経営難に陥った企業を買収し、3〜5年かけて再生させて大きな利益を手にするビジネスである!!
【名言】
◎買いたいものを買う
◎嘘というのは、恐ろしい魔物だ、一度生まれると、あっという間に肥大し、それを口にした人間を滅ぼしてしまう
◎人は弱い動物であり、敵は弱点を突いてくる。本人にその気がなくても、知らないうちに取り込まれているという可能性もあるだけに、やるわけにはいかない。綺麗ごとだけでは世界市場では闘えない!
◎企業買収は、株や投資額で決まるわけではない。買う側と買われる側それぞれの、関係者の精神状態や社内の結束力も買収の成否を大きく左右する
◎因果応報だ。俺は俺自身の人生を生きる。そこで巻き起こした事態のおとしまえを付けるのが当然だろ!
◎市場には「神の見えざる手」や善悪の概念は存在せず、そこにあるのは自然の摂理、すなわち生存競争のルールだけである。市場は弱さとの闘いの場であり、弱気になれば排除されてしまう。そこで生き抜くためには知恵と勇気が必要であり、市場には正邪や勝者・敗者という区別はなく、生き残る者と脱落する者がいるだけである。だから市場にはルールが必要だが、ルールは破られることもある。既存のルールを破り、新たなルールを作り出せれば市場の頂点に立てるが、中途半端に終われば自然の摂理によって市場から排除されてしまう。私はただ、生き残るためにベストを尽くす!見えない敵に怯えるな!!
◎株式市場に上場した企業は、株式が自由に売買されるため、いつでも誰かに買収される可能性がある。特に、上場企業は敵対的買収のリスクと常に隣り合わせであり、経営権や企業文化が外部に奪われる恐れもある。その一方で、上場することで金融機関の融資に頼らず、投資家から直接資金を調達できるという大きなメリットがある。業績を上げれば、投資家と利益を分かち合うこともでき、企業として社会的な存在感や影響力を拡大することも可能である。また、上場は企業の知名度向上や社会的信用の獲得にもつながる。
◎ゲームに勝利するためには、自分のルールでプレイを運ぶ。
◎生き残るために、自分に目を信じるしかない。見えている物を見ているだけでは、どうにもならん。
◎青出於形而青於藍
「青は藍より出でて藍よりも青し」 → 出藍の誉れ 荀子の教え
『弟子が師匠を超えよ、すなわち子が親を超えよ』
【金融用語説明】
◯ハゲタカファンド
経営破綻した企業や倒産寸前の企業、またはその債権を安値で買い取り、立て直しや回収によって大きな利益を狙う投資ファンドのこと
◯SWF(ソブリン・ウェルス・ファンド)
各政府が持つ巨大な投資ファンド
国の資産を運用し、経済的な成長や安定が目的
「財源」
①中東や北海油田などを持つ国営企業が上げる収益
②外貨準備高による収益
◯CIC(中国投資有限責任公司)
中国政府が持つ巨大な投資ファンド 2007年に設立
外貨準備の運用を多様化し、長期的なリターンが目的
◯事業再生家(ターンアラウンドマネージャー)
経営破綻、若しくは経営破綻しかけている企業を再生させることを目的として登用される人
◯濫用的買収者
経営支配権を握った後に、その企業の価値を食い物にするような敵対的買収者のこと
◯レバレッジファンド
テコの原理(レバレッジ)を利用して、少額の資金で大きな投資成果を目指す投資信託のこと→「ハイリスクハイリターン」「手数料が高い」「値動きが大きくなる」「長期投資は✕」
◯PE(プライベート・エクイティ)
非上場企業の株式(未公開株式)のこと。また、上場企業の株式はパブリック・エクイティと言う
◯バルクセール
不良債権(それに近い不動産)を第3者に対してまとめて売ること
◯バイアウトファンド
投資家から集めた資金で企業を買収し、その企業の価値を高めて、最終的に売却することで利益を得るファンド
「成熟企業への投資を重視し、経営権の掌握と企業価値向上が目的」
◉ベンチャーキャピタル
未上場企業の株式を取得し、将来の上場や買収時の利益を得るファンド
「成長性の高い未上場企業への投資を重視し、経営権は比較的経営者に委ねることが多い」
◯グリーンメイラー
標的にした企業に高値で買い取らせることを目的として、その企業の株式を買い集めること
◯EBO(エンプロイー・バイアウト)
企業の従業員が自社の株式を買収し、経営権を得ること
「従業員による企業買収」
◯MBO(マネジメント・バイアウト)
企業の経営陣が自社の株式を買収し、経営権を得ること
「経営陣による企業買収」
◯TOB(株式公開買付)
企業の買収や経営権の獲得が目的
「買付け期間・買取株数・価格」を公告し、不特定多数の株主から株式市場外で株式を買い集める制度
◯プロキシーファイト(委任状争奪戦)
株主総会での議決権行使の委任状をめぐり、経営陣と反対株主が他の株主から委任状を集めて争う権力闘争
◯M&A(Mergers and Acquisitions)
合併と買収の略
合併:2つ以上の会社が1つの会社になること
買収:ある会社が他の会社を買い取ること
◯IR活動(インベスター・リレーションズ)
企業が株主や投資家に対して、経営状況や財務情報、将来の見通しなど、投資判断に必要な情報をわかりやすく提供する活動のことです
◯時価総額
企業の「株価 × 発行済株式数」で計算される、その会社の市場での価値や規模を示す指標
「会社を丸ごと買うのに必要な金額」
◯FA(ファイナンシャル・アドバイザー)
お金や会社の売買(M&A)について、専門的なアドバイスをしてくれる人のこと
◯アクティビスト
一定の株式を保有し、その株主権を使って投資先企業の経営に積極的に働きかけ、企業価値の向上を目指すこと
「物言う株主」
◯クラウンジュエル『焦土化作戦』
敵対的買収を防ぐために、企業が自社のもっとも価値ある事業や資産を第三者に売却して、会社の魅力をわざと下げる防衛策のこと
◯レバレッジファイナンス
借入金(負債)を活用して自己資本の何倍もの資金を動かし、投資や事業を拡大する手法
◯外為法外(国為替及び外国貿易法)
日本と外国との間の資金やモノ・サービスの移動などの対外取引や、居住者間の外貨建て取引を管理・調整する法律
安全保障などの日本の国益の根幹に大きな影響を与える業種に限り、外国投資家が10%以上の株式を取得する際は、事前に関係省から許可を受けなければならない!!
◯OECD(経済協力開発機構)
主に先進38か国が加盟する国際機関で、経済成長や貿易拡大、途上国支援などを目的に、各国が協力し合い政策を話し合う場また、本部はフランスのパリにあり、「先進国クラブ」とも呼ばれている
◯TCI(ザ・チルドレンズ・インベストメント)
イギリス・ロンドンに本拠地を置く世界的なヘッジファンドであり、創業者はクリストファー・ホーン卿で、企業の経営改革を積極的に促す「アクティビスト投資家」として有名
◯ポイズン・ピル
会社が敵対的買収(乗っ取り)を防ぐための方法のひとつ
敵対的な買収者が現れたとき、買収者以外の株主に対して安く新しい株を買える権利(新株予約権)を発行する。
よって、買収者の株の割合が下がり、会社を手に入れるのが難しくなる
◯外資規制
外国人や外国企業による国内企業への投資を制限すること
目的:国の安全保障や経済政策の維持、国内の資源や資産を守るため
◯BIS規制
銀行の財務健全性を守るための国際的なルール
国際業務を行う銀行は自己資本比率:8%以上
国内業務のみの銀行は自己資本比率:4%以上
◯利益相反
ある行為や取引によって、一方にとっては利益になるものの、他方にとっては不利益になる関係や状況のこと
◯LA(リーガルアドバイザー)
企業や個人に対して法律や法令に基づく専門的なアドバイスやサポートを行う者
◯粉飾
企業が自分の会社の財務状況や経営成績を実際よりも良く見せるために、意図的に不正な会計処理を行い、虚偽の決算書を作成すること
◯白馬の騎士(ホワイトナイト)
企業が敵対的買収(経営陣の合意なしに他社から買収されそうになること)に直面したとき、その企業を守るために友好的に買収や合併をしてくれる第三者(企業や個人)のこと
◯MD(マネーディレクター)
会社や事業部門のトップとして、経営戦略の立案・実行、全体の統括、クライアント対応などを担当
◯シンクタンク
政治・経済・科学技術など幅広い分野の専門家が集まり、社会や経済の課題について調査・研究を行い、その結果をもとに政策や解決策を提言する研究機関、または企業のこと
◯ヴァイス・プレジデント
部門の責任者や経営陣の一員として、組織の目標達成や戦略実行を担当
〇ベア・ハッグ
M&A(企業の合併・買収)において、買い手が対象企業の株主にとって非常に有利な条件(たとえば市場価格よりかなり高い価格)で買収提案をすることで、経営陣が拒否しにくくなるような買収手法
買収提案を拒否すると、経営陣は株主の利益を最大化する義務(忠実義務)に違反する可能性がある
◯スリーピング・ビューティー
本来の価値や潜在能力が高いのに、まだ十分に評価されていない企業や資産のこと
◯パックマンディフェンス『逆買収』
敵対的買収を仕掛けられたときに、逆に相手企業を買収し返して防衛する手法
◯プレパッケージ買収
再建が必要な会社が法的整理前にスポンサーと事前合意し、手続きをスムーズかつ企業価値を守りながら進めるM&Aの方法
【所感】
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